公式の意味はこうして理解する!~具体的なやり方と捉え方~
物理の公式を理解しようと
するときに
物理ができる人の
「こうゆう風に自分は
公式を理解しているよ~」
という具体例が一つ
あれば良いですよね。
その具体例があれば
同じように自分も
取り組んでみたり
安心して勉強に
取り掛かることができると思います!
逆に
成功している人の例を知らず、
自分独自のやり方を続けていると
このままやってうまくいくのかな…
とどうしても
不安を抱えたまま
勉強することにつながり
非効率的な勉強
になってしまいます。
受験生は
一分一秒が大切
なので
早くその不安な状態から抜け出さないと
最悪、
第一志望校まで
あと一歩だったのに…
なんて
後々後悔することになるかも。
でも皆さんはそうなりたくないですよね。
大丈夫です!
今回は実際に公式の意味を
どのように理解していくのかを
具体的に説明していくので
この先の内容をしっかりと読んで
理解すれば不安は消し飛びます。
いち早くその悪い状態から
抜け出せるようにしましょう!!
それでは
今回は
相対屈折率の公式
を例にして
公式からどの様な意味が
得られるのか
解説していきたいと思います!
相対屈折率の公式はこれですね
では実際に図を描いて考えてみましょう
*下の図は入射角をα、屈折角をβとして描いています。
まず注目してほしいのが
上の相対屈折率の式でいう
sinα/sinβ=n12
この公式から分かることは
sinβの値に対してsinαの値が
大きければ大きいほど
相対屈折率は大きくなるし
小さければ小さいほど
相対屈折率は小さくなる
つまり相対屈折率というのは
sinβの値に対してsinαの値は
どれほどあるの?
ということを言っているんです。
それを図で確認してみましょう
まずsinαとsinβを
視覚的にわかりやすくするために
原点Oを中心とした半径が1の円を
描きました。
そうすれば
その円と光の交点からAB軸に垂直に引いた
直線の長さがそれぞれ
sinαとsinβの値となります!
これはわかりますね?
よって図形から考えた公式
sinα/sinβ=n12
というのは
図のようなsinβの直線の長さに対して
sinαの直線の長さが
長ければ長いほど
相対屈折率は大きい
つまり
↳屈折光よりも入射光が
傾いていれば傾いているほど
相対屈折率が大きい
(逆も然り)
という風に言い換えることができるのです!
面白いですよね!
そして次は
v1/v2=n12
この公式が意味しているのは
屈折光の速さに対する入射光の速さ
が相対屈折率だ
ということですよね?
はい、そうです
ここで感がいい人は
もう気づいている
かもしれませんが
残った公式
sinα/sinβ=v1/v2
この公式と先ほどの公式を
照らし合わせることで
物質中の光の速さが
大きければ大きいほど
境界面に対して光は
傾きが大きくなる
ということが言えるのです!
公式をこのように
分解して考えていくことで
新たな意味を掘り出し
違う角度から理解することができるのです!
興味をもってもらえたでしょうか?
ちなみに先ほどの結論は
かなり説明をはしょってしまいましたが
分からなかった人は
なぜそう言えるのかを
この記事の一番最後に
書いておくので
もう一度この記事を読み返してみたり
またノートに先ほど貼った
図を自分で描いてみたり
自分の頭でまずは考えてみましょう!
それでもわからなければ
見て構いません。
ということでどうだったでしょうか。
今回は相対屈折率の公式の意味を
様々な言葉に変換して
理解する方法を書いてみました。
ぜひ違う公式でもこの記事を参考にして
意味を理解できるようにしてみましょう!
しかし、まずは復習するということが大事なので
先ほど僕が描いた内容を理解できた人も
もう一度この記事を読み返したり
図を自分で描いたりして
誰かに説明ができるようになるまで
自分の頭の中に落とし込みましょう!
ps
分からなかった人へ!
sinα/sinβ=n12
この式より
AB軸に直角に引いた
sinαの直線がsinβの直線よりも
長ければ長いほど
n12の値は大きくなり・・・①
短ければ短いほど
n12の値は小さくなります・・・②
①の時は入射光が屈折光よりも
傾いていて(下図と同じ)
②の時は屈折光が入射光よりも
傾いている
つまりsinの値が大きいほど
光は境界面に対して傾くのです・・・③
また
v1/v2=n12
この式より
v1がv2よりも
大きければ大きいほど
n12の値は大きくなり・・・④
小さければ小さいほど
n12の値は小さくなります・・・⑤
こうして考えると
①と④、②と⑤は
sinαとv1 、sinβとv2
を入れ替えただけですよね
なので③もsinとvを
入れ替えてしまえば
vの値が大きいほど
光は境界面に対して傾く
と先ほどの結論に至るわけです!